後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
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Sikorsky H-34: An Illustrated History
コレクターという性癖があり、資料はむろんのことだが料理関係の本もシリーズで揃えたくなるという赤貧に輪をかける危険な兆候がまたもや出てきた。そんなわけでLEEから出ているクリエーティブキッチン・シリーズの大半を本棚に収めてしまった(まあ、弁当本はいらないだろう)。

実際に作るか否かは別として、料理本をぺらぺらめくっているのが好きなのだ。その昔は6段の本箱ひとつがまるまる料理本だったが、いまではカラーボックス3段程度に収まっている。小腹がすいたとき、これらの本を見て飢えを癒すということができるのだ、オヤジは。これって特技だよネ。何か違うか。

さて今回は、以前紹介したカマンH-43とペアをなすシコルスキーH-34のモノグラフ「Sikorsky H-34: An Illustrated History」紹介しよう。シッファーミリタリー・シリーズの一環で、すでに絶版となっているが無事出品者より購入することができた。

Sikorsky H-34: An Illustrated History (Schiffer Military/Aviation History)Sikorsky H-34: An Illustrated History (Schiffer Military/Aviation History)
(1998/05)
Lennart Lundh

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それにしても決定版対潜ヘリといえるシコルスキーH-3のモノグラフが、アメリカで刊行されないのはなぜ?インアクションはあくまでも写真集であり、モノグラフとは言いがたいしナ。

H-34は前作H-19でヘリコプターの本格的運用を開始したアメリカ海軍が、空母機動部隊のインナーゾーンで対潜作戦に供する艦載ヘリコプターを求めたことからその歴史が始まった。この対潜ヘリコプターはHSS-1の呼称が与えられ、対潜空母と駆逐艦を中心に配備が進められている。

次いで海兵隊も輸送を目的としてHSU-1の呼称で導入を決め、さらには陸軍と空軍もH-34の呼称で導入し、前作H-19同様にアメリカ4軍で採用された.またイギリスもウエストランド社でライセンス生産を行い、NATO軍でも広く運用された傑作機だ。日本の海上自衛隊も対潜型を導入している。

にもかかわらず本機のモノグラフはほとんどなく(スコードロン・シグナルは写真集だし、プロファイルシリーズであったのかもしれないが、もはや忘却の彼方だ)、本格的なものとしては本書が最初の例だろう。写真を中心としているが解説も多く、スコードロンのものとはやはり一線を隠す存在である。

これまでほとんど省みられることがなかった機体自体の解説が充実している反面、開発に関しては極めてあっさりと記述されこの点では残念だが、これは我慢するしかない。本書の売りは前述の機体解説に加えて、各国における本機の運用状況と本機に搭乗した乗員の回想であろう。

運用状況は国ごとにそれぞれ章を設け、全機のシリアルナンバーを加えながら解説が進められている。もちろん写真も随所に挿入され、海上自衛隊の配備機に関してもちゃんとふれている。これらは今まで断片的な情報しかなかっただけに、資料的な価値は高い。

すでに各国ともに退役して久しい機体だが、本格的な対潜ヘリコプターの運用を確立した機体として現在でもその評価は高く、やはり手元においておきたい本であろう。自分の場合は出品者から2,600円程度(送料込み)で購入したが、今でもそれに毛が生えた程度の価格で購入が可能だ。

まあファンなら当然持っているような本ではあるが、オヤジがピンパブ通いをしていたごろにリリースされた本なので、単にその存在自体を知らなかったのだ。いずれにせよ購入できてまずはめでたし、めでたし。
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テーマ:軍事と兵器 - ジャンル:趣味・実用

コメント
コメント
日本人なら
S-58 の方が通りいいかも…
しっかしそれより後で、更に有名なH-3系すらモノグラフは本国ではないのか。
本当にヘリって人気ないのね…
2011/02/25(金) 21:40:51 | URL | やまちゃん #mQop/nM. [ 編集 ]
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