後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
S2Fになれなかったライバル達 その1
このところ出撃回数が極端に減っている。というのも、昨年末から「福家」が3時前からでも飲めていたのだが、今年になってから3~4時までは休みというシフトを採ったことで、2時間待つというのが辛くなったのだ。

さりとて図書館で本を読んで待つというのも何だかバカバカしいので、結局家に帰ってしまう日が多くなった。で帰ると何をするかというと、毎日録画している料理番組や映画のAB消去を行いDVDに落としている。これってやらないとすぐ溜まってくるし、これはこれで有意義な時間ではある。

しかも寒いせいかビールもたいして飲まなくなり、日、月とすき焼きを続けたにもかかわらず飲んだビールはそれぞれ1本ずつ。これは体にはいいだろうが、チョット何だか変。早く水温む時期にならないかと考えている今日この頃だ。

さて今回は、AF2ガーディアンが捜索レーダーを搭載したハンターと、対潜兵装を積んだ攻撃型キラーの2機種により空母機動部隊を潜水艦から守る、いわゆるハンター・キラー構想を改め、1機種で対潜作戦を遂行できるOS-117と名づけられた新世代艦上対潜哨戒機構想に応じた各社の機体案を見てみよう。

この計画ではグラマンのS2Fトラッカーが選択され、NATOや海上自衛隊でも運用されたのだが、この計画に応じ選から漏れた各社の計画もなかなか興味深いものがあるのものの、やはりS2Fが選ばれたのも当然と思われる案ばかりだ。

計画に応じたのはグラマン以外にコンベア、ダグラス、ロッキード、ノースアメリカン、ノースロップの各社で、それぞれユニークな機体案を提出した。コンベア社では単発型と双発型をどちらもOS-117として提出しており、単発型はともかく双発型はS2Fに一脈通じるスタイルにまとめられていた。

このOS-117案は1950年4月にサンディゴ部門により提出されたもので、単発型、双発型ともに中翼配置を採り、単発型はプラット&ホイットニー製のR2800-CB15(2,300hp)を、双発型はライト製R1820-C9H15(1,525hp)を備えていた。

単発型は外皮も含めて全軽合金製で、機内に燃料475galを収容し、胴体下面に設けられた爆弾倉の右側にMk41魚雷、左側にソノブイを収容していた。外翼は上方に折畳むことができ、尾輪式で離艦重量8,710kg、海面上昇率は毎分436mで、巡航高度7,010m、3,048mへの到達時間は7.6分と試算された。

また戦闘航続距離は海面上で1,479km、速度246km/hで6時間の哨戒時間を有する。爆弾倉の後方には固定式のレドームを配し、乗員の数は明らかにはされていないが、予想図を見る限りでは最低でも3名が搭乗するものと思われる。

一方双発型は内翼にエンジンを装備し、対潜機材などの装備品も同じであったという。機体の大型化に伴い機内燃料は500galに増加し、主翼内に配された4基のタンクに収められた。離艦重量は9,970kgで、海面上昇率は毎分564m、巡航高度7,132mとされていた。

また3,048mまでの到達時間は6.2分で、海面上の戦闘航続距離は1,518km、253km/hでの飛行時間は6時間と、飛行性能では単発型を上回っていた。胴体下面に配された爆弾倉の前方にレドームを設け外翼は上方に折畳むことができ、前脚式を採り武装は単発型と同一とされた。

なお両型ともに、離陸促進用として推力454kgの補助ロケット2基を装着することが可能だった。これ以外の詳細は明らかにはされていないが、それ以上の段階に進むことなく終わったことは間違いない。しかしいずれもモノにはならかったが、コンベア社も1950年代には海軍機に力を注いでいたことを示す好例ではある。

スポンサーサイト
コメント
コメント
トラッカーは永久に不滅…?
台湾海軍じゃ未だ現役。
あとを継いだS-3は引く手がないのに。
やはり流石グラマンとしか…

でも、意外と小型対潜機の需要ってないもんですねえ。
バルト三国にS-3を供与する、って噂もあったようだけども。
2011/02/10(木) 21:40:17 | URL | やまちゃん #mQop/nM. [ 編集 ]
S2F
S2F、今年キネテックで、出るんですよね。楽しみです。
トラッカーは、洋上を低く飛ぶことが多いのに、エアコンが無いので、機内が蒸し風呂のように暑かったと聞いたことがありますが、本当ですかね。
2011/02/12(土) 00:24:11 | URL | ライトのにいちゃん #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://mark001.blog34.fc2.com/tb.php/352-51d12460
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。