後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
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The Heinkel He219 Uhu A Detailed Guide To The Luftwaffe's Ultimate Nightfighter
このところ寒い日が続いている。このため電気料節約のため布団に入って本を読むという日が続いているのだが、そのかいあってか先月の電気代は4,000円を切ったぞ。それに外に出ないと入っても、週に一度ぐらいはチトカラに出撃しているので、ひきこもりではないのだ。

ところで昨年12月29日に、パンツァー・トラクツ誌などの著者として知られる、トーマス.L.イェンツ氏が死去されたことをご存知だろうか? 彼のおかげでドイツAFVの新事実が次々と白日の下にさらされることになり、オヤジなどは大いに恩恵を受けた人なのだ。

もちろんオヤジが原稿を書くときには大いに参考、というよりもそれに頼りきっているのだが、まだ66歳ぐらいだというのにもう死去されるとは…。今後の刊行に期待していただけの本当に残念だ。謹んで冥福を祈りたい。

さて今回は、最近刊行されたHe219に関する本「The Heinkel He219 Uhu A Detailed Guide To The Luftwaffe's Ultimate Nightfighter」を紹介したい。

実は発売を知らずにモデルアートの書評でその存在を知ってすぐアマゾンで検索したのだが、すでに取り扱いはできませんとの表示になっていた。

しかしその直前までHe219の検索は定期的に行っており、載せられたと同時に取り扱いができないとなっているので、おそらく入荷しなかったのではなかろうか。他にもそんな例、たとえばエアロファックスのTSR.2とかあるので、その可能性が極めて高い。

USアマゾンも同様の状態だったため、楠木君に頼んで直接版元から購入することでようやく入手することができた。

実機の開発などはわずか2ページで、残りはスミソニアン博物館の施設においてレストア中の機体と、作業が終了した胴体と尾翼の細部写真を中心に、取り説の写真と図を中心にまとめられている。

これに加えて、計画に終わったHe319、419などを含むHe219各型の外見図とその主要装備(機体ごとに変化が多い試作機も詳しく解説されている)、大戦後の捕獲機、塗装とマーキング、レベル1/32キットと他メーカー・キットのリスト、ディテールアップ・パーツとデカール、そして参考資料盛りだくさんの内容だ。

レストア機の写真はカラーで、これまでわかりにくかったキャノピー内部のシュレーゲ・ムジーク用反射式照準機のディテールも初めて掲載されており、機体上面がわずかに湾曲していることも確認できる。

またカモフラージュの項では、試作初号機が胴体延長などの改修を行った後に、上面濃淡2色のグレイと下面ライトブルーの昼間戦闘機向けの迷彩塗装を施したことがちゃんと記述されている。日本の出版物ではその写真を掲載していても、それにはふれていないのだ。

また3ページ、計9点のカラー側面図も用意されているが、特に目新しいというものは無い。総ページ数は98ページとさほどのものではないが、その情報量は極めて多く、何かの拍子に見つけたら購入を勧めたい一冊だ。

価格も3,000円を切る程度で、安いとはいえないもののまずは手頃な価格としておこう。とにかく他の資料では得られない内容なのだから、価格は関係ない。とオヤジは思うゾ。


The Heinkel He 219 'Uhu': A Detailed Guide to the Luftwaffe's Ultimate Nightfighter (Airframe Album)The Heinkel He 219 'Uhu': A Detailed Guide to the Luftwaffe's Ultimate Nightfighter (Airframe Album)
(2012/09/03)
Richard A. Franks

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