後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
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なぜかみんなが好きなTa152の最新本
『Ta152 メカニックファイル』

もう年末ということで、電車の乗客が目に見えて少なくなった。まあ考えてみれば、学生が休みなのでそれも当然だろう。もっとも休みになったからといって何をしたいわけでもなく、ひたすら原稿を書かなければならない日々が続くだけだ。行きつけの「福屋」も30日で休みになるし、家にいるしかない。まま経済的な問題も多分にあるのだが…。

それでも31日には年越し蕎麦、元旦には雑煮を作る。自分の場合は年越し蕎麦はワサビを利かせて長ネギをタップリ入れた盛り蕎麦で、雑煮は鶏肉と蒲鉾、シイタケ、ホウレン草(小松菜はあの独特の味が今ひとつ好きになれない)、そして長ネギを澄まし仕立てとし、焼餅を入れるというオーソドックスなもの。

雑煮は各地で独特の作り方があるのだろうが、自分はそれ以外の作り方を知らないし、あえて新しい作りをしようとも思わない。これも伝統の味なのだ。ただし子供の頃に食べていた家の雑煮は、焼餅ではなくそのまま汁の中に餅を入れて煮ていた。さすがにこれを真似しようとは思わないけれどネ。

さてドイツ機ファンならずとも、ドイツが大戦末期に実用化した高高度戦闘機Ta152の名前は聞いたことがあると思う。もちろん自分も好きな機体であり、実戦での活躍云々はともかく(それでも実際に何機かは撃墜している)、あの独特なスタイルには心惹かれるものがある。

その昔はフロッグのしょーもないキットしかなかったTa152だが、いまでは入手難のキットもあるものの、1/72、/48、そして/32と主要スケールが揃っており、細かいことをいわなければ何れもしっかりしたものぞろいだ。ゴメン。1/32キットはまだ見ていないが、最近の製品なのでそう外れるということはないと思う。

さすがに資料となるとFw190にははるかに及ばないものの、それなりにリリースされており、今でも入手可能なものが多いというのも有り難い。そこで今回紹介するのは、大日本絵画から発売されたばかりの新刊「Ta152メカニックファイル」。一冊丸々Ta152というのが嬉しいゾ。

世界的に知られるドイツ機研究家の阿部孝一郎、これまた名高い超絶技巧モデラー中田正治両氏によりまとめられた本書は、Ta152の実機と1/32キット製作記という二本立てで、まずはモデラー必携の好著といえよう。

実機解説はイラストと図面を駆使して進められ、これまで知られているようで実態が明らかにはされていない本機の実像を淡々と語っている。図面は各型が用意されており、イラストと併せてキット製作の強力な助っ人となろう。

一方キット製作は、ハセガワ1/32Fw190D-9をベースとしながらもほとんどスクラッチビルド状態で、エンジンを初めとする機内コンポーネントも所定の位置に収められ、しかもカウルや機銃カバーなど、実機で開くようになっているものはちゃんと可動するという念の入れようだ。

もちろんこれを見たからといって誰でも似たような作品が作れるわけではないが、中田氏のキットに対する取り組み方やその製作法の一端を知ることができ、ドイツ機モデラーならば必ずやそばに置いておきたい一冊だろう。

フォッケウルフTa152メカニックファイル―ドイツ空軍最後のレシプロ戦闘機その開発と全貌フォッケウルフTa152メカニックファイル―ドイツ空軍最後のレシプロ戦闘機その開発と全貌
(2009/12)
中田 正治阿部 孝一郎

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テーマ:軍事と兵器 - ジャンル:趣味・実用

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