後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
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航空自衛隊次期戦闘機FXの行方は?
航空自衛隊のFX候補は8月に決定するとのことだが、一体何になるのだろうか。このところアメリカ側もF-22Aの売却をほのめかすような発言を行なっているが、それにしても先のブログで記したように1機247億という機体単価はあまりにも高額すぎる。

売り物のステルス性は専守防衛を謳っているわが国の場合、他国へ侵攻することはないので地上からのレーダー電波を気にする必要はないはずだ。
また、日本に侵攻してくる敵の航空機によるレーダー視認性の低さは必要だろうが、敵のレーダーが作動した時点でその電波を捉えることができ、しかもそれ以前に支援を担当するE-767AWACS機により、敵機の存在がデータリンクで味方戦闘機に伝えられるのだ。

推測の域は出ないが、日本の場合は敵機の侵攻があったとしてもまず目視が要求されると思われ、そうなるとステルス性はまったく意味をなさないことになる。最近ではアメリカでもF-22Aを装備するより、安価なF-16を大量に配備するほうがはるかに得策という意見も声高に叫ばれているのだ。

そうなるとF-2の再生産という声も上がってきそうだが、はっきりいってあの機体は空対空にも空対地にも両方使えるマルチファイターを謳っているが、果たしてそれほどの実力はあるのだろうか。一時問題となったASEAレーダーは、今は本当に能力を発揮しているのだろうか。

個人的な意見ではあるが、国産戦闘機を思い通りの形でできないからとアメリカの横槍に乗るくらいならば、いっそのことF-16を導入した方がコスト的にもよかったのではと考えてしまう。

その当時はもはや旧式といわれたF-16だったが、その言葉を裏切って今でも進化は着実に進んでいる。F-2が退役した後も長く現役にとどまるのは間違いないだろう。IFは禁物だが、おそらくアメリカ側の干渉がなくとも、まともな国産戦闘機を開発することは不可能だったと思う。

何しろ軍隊の基幹兵器ともいうべき小銃が、最初に国産された64式小銃、そして現用の89式SJ小銃ともに兵器としての完成度は低いといわざるを得ない。実際こんな小銃を使っている陸自隊員達の苦労も察せられるというものだ。

太平洋戦争敗北後は、一切戦闘をしていない軍隊(実際には、朝鮮戦争における機雷掃海などの例外も存在するのだが)というのは非常に立派なことだと思う。その昔ドイツのコール首相は、湾岸戦争への参加を求められたとき、「アフリカでまた強いドイツ兵を見たいのか」ときっぱりと言い切った。このくらいの気概が日本の首相にも欲しいものだ。

ともあれ、戦争をしていなのと、兵器の開発はまったく別の次元の問題ではないのか。ドイツは最近こそ出兵するようになったが、それまでは日本と同じく戦闘経験は皆無で、それでいながら各国をリードする戦闘兵器、例えばレオパルトやHK-51小銃を見ればそれが納得できると思う。…と日本の姿勢に対してちょっと怒っていたら、肝心の空自FXについて書くスペースがなくなってしまった。続きは次回ということで。

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http://www.f-16.net/gallery_item280573.html
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